LUCKY RIVER NEWS

アクセスカウンタ

zoom RSS 江戸の天文学

<<   作成日時 : 2012/12/18 10:09   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

「渋川春海と江戸時代の科学者たち」と副題がついています。

最近公開された映画「天地明察」とも関連します。(映画はまだ見ていませんが・・・)

江戸の天文学

読む前、自分なりに内容を推測しました。

「鎖国している日本の天文学など大したことはなく、幕末になって欧米との差に愕然としたのだろう」と。

 

実際、科学的と呼べる天文学が花開いたのは、17世紀後半で、「天地明察」の主人公・渋川春海が改暦事業を託された頃からです。

(それまでは、中国の科学的な天文暦学さえ受け入れる余地がなかったようです。)

 

しかし、その後も改暦事業が受け継がれ、正確な日本独自の暦(太陰太陽暦)が次々と提案され、幕府に採用されてゆきます。

 

読み進めていって、幾つかの驚きがありました。

大地が球体であり、地球が太陽を巡るという”地動説”が、江戸時代には受け入れられ、西洋の天文学や科学技術の基本的な概念と知識をかなり多くの人が理解していました。

そして暦を編纂する役人は正確な暦を作るために、寝る間も惜しんで、毎日、天体観測を続け、ネットワークを作り、何年ものデータを蓄積してゆきました。

一方で、学者たちは日食や月食の起きる正確な日時を算出する方法を編み出していたのです。

 

こういったことが、「明治維新後に怒涛のように押し寄せて来たヨーロッパの近代文明の内容を、比較的短い期間の内に理解し、消化していった原動力になったのだ」と、著者の中村 士は書いています。

 

渋川春海以後も、優れた数学者、科学者、技術者などが現れ、活躍した様子や背景がよくまとめてあります。

 

地味な本ですが、今でも使われている旧暦(天保暦)による「二十四節気」とか「二百十日」の意味も違った角度から理解できます。

 

『江戸の天文学』

角川学芸出版 監修:中村 士

内容紹介 :
日本初の暦を作った渋川春海、和算の大家・関孝和、天体観測が趣味の徳川吉宗……。天文と暦に生涯をかけた天才が続々登場! その偉業を知り、望遠鏡、精密時計など江戸の科学力・技術力に驚愕する科学読みもの。

 

今、京都新聞(ほか、地方紙)に連載されている小説『夢をまことに』(山本兼一)とも関連があります。

主人公の国友藤兵衛(日本で初めて反射望遠鏡をつくった技術者)についても、数ページにわたって書かれています。

001


江戸の天文学 渋川春海と江戸時代の科学者たち
角川学芸出版

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 江戸の天文学  渋川春海と江戸時代の科学者たち の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



天地明察
角川書店(角川グループパブリッシング)
冲方 丁

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 天地明察 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
江戸の天文学 LUCKY RIVER NEWS/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる